近代インプラントのルーツ

インプラント関係の情報を見ているとブローネマルクという言葉に出会うと思います。
実はブローネマルクは人の名前でインプラントをはじめて開発した人物です。

hakushi

ブローネマルク博士

ベル・イングヴァール・ブローネマルク博士。博士はスウェーデン人で1950年代に血液の流れに関する基礎研究を行っていました。
動物の体内にチタン片を埋め込んで治療経過を観察していたところ研究終了後、このチタンが骨から外せなくなりました。
この現象にヒントを得たブローネマルク博士は研究をかさね、チタンが骨組織と特殊な方法で結合することを明らかにしました。
そしてこの現象をオッセオインテグレーション(骨結合)と名付けました。その後さらに研究を重ね、1965年にインプラントとして歯科分野での治療がはじまりました。

世界ではじめてこの方法でインプラント治療を受けた患者さんが40年経ってもインプラントが機能していたことも有名なお話です。