Monthly Archive: 5月 2016

1度治療したら2度としない治療を

審美治療はその名の通り、審美的な価値に重点をおいて口元の自然さ、美しさを追求する治療ですが、美しさにこだわるということはじつは口内環境が整って歯と歯ぐきが健康で長持ちすることにもつながります。

健康な歯肉が獲得できれはブラッシング一つでそれを維持することが可能となります。逆にマイクロギャップ(ごく微小なヒビやすき間)のある補てつ物や被せ物がある場合はブラッシングするたびに出血が伴う場合があります。こうした状態を放置することで歯周炎や歯周病の進行を促すばかりでなく、本人にとってもお口の中の不快感や口臭などが長年続くことになります。

一方で、精密な治療により歯周病やむし歯を寄せ付けない口内環境が維持できていれば、出血による不快感もなく、ブラッシングが楽しくなる生活を送ることができます。

適合性のよい治療を受けるためにはどうしても自費診療となり、一時的に費用はかかりますが、長期的に考えた場合には高いアドバンテージが得られるといえます

当院では基本的には1度治療したら2度としなくてもすむ治療、抜歯も極力しないという治療を理想に掲げており、 “1口腔1単位”という考えのもと、矯正から始まり、歯の欠損がある場合にはインプラント治療を行って両隣在歯を健全維持することがベストであると考えています。

インプラント、補綴治療(金属フリー治療も含めて)、印象採得、技工士の選別までが一つにつながった総合的治療を実現してこそ、可能になると考えています。